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ITエンジニアを目指す未経験者の転職先としてSESしかない理由8選を解説

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ITエンジニアを目指して未経験者がキャリアをスタートするときによく聞く、SESという選択肢。

調べると「やめたほうがいい」といった声も聞く一方で、「未経験者はSESを転職先としてキャリアをスタートする人が多い」といった声も聞きます。

ここでは、まずSESを理解したうえで、「ITエンジニアを目指す未経験者の転職先としてSESしかない理由」を解説。

SES(システムエンジニアサービス)とは?

SES会社からクライアント企業に対して技術者を提供し、その労働時間や作業内容に基づいて対価を得るサービスのことをSESと言います。

またSES契約は、特にITエンジニアリングやソフトウェア開発の分野で一般的で、多くの企業が利用しています。

契約形態は一般的に準委任契約または請負契約の2つです。この契約では、特定の成果物を納品する契約ではなく、技術者が作業を遂行すること自体が目的となります。

多くの企業が利用する理由の一つに柔軟性があります。プロジェクトの一部作業や技術的な支援が必要な場合に柔軟に対応できるため、短期から長期まで幅広いプロジェクトに利用できる点が特徴です。

未経験者はSES(客先常駐)しかないと言われる理由8選

エンジニア未経験の方がエンジニア転職を目指す際に、SESを多く選ぶ理由をご説明したいと思います。理由の多くは、SES会社が持つビジネスモデルや人材育成の特徴とも言えると思います。

ITエンジニアの8割はSES会社で働いている

未経験者応募可のエンジニア求人を検索すると、ヒットする会社のほとんどはいわゆる「SES会社」です。

これはSES会社が他の会社に比べて未経験者の採用に注力しており、エンジニアデビューの登竜門であるため。

労働調査協議会の2021年の資料でも、ITエンジニアに占める客先常駐者の割合は全体の8割を占めており、数的に見てもSESという働き方が主流であることがわかります。

参照元:労働調査協議会「ITエンジニアの労働実態調査」【PDF】

自社開発・SIerは即戦力を求める

エンジニアを募集している「自社開発」「SIer」の多くは、自社の開発力を上げて、より多くの案件や単価の高い案件をこなすために採用を行っています。

したがって即戦力として活躍できる人材を求めており、未経験者を採用し、じっくり教育や研修を行っているケースは稀なのです

SES会社の未経験者向けの求人が多い

ITエンジニアの数が企業の採用ニーズに対して常に不足傾向にあります。そういったITエンジニアの需要に応えるためにSES会社では未経験者でも応募しやすい環境にあります。基本的な適性さえあれば、技術的なスキルが少なくても人材を育成しながら、現場で活躍できるチャンスが得られやすいのが特徴です。

入社後の研修が充実している

未経験者を戦力化するための研修制度を整備しているSES会社が多くあります。これにより、未経験でも基礎的なスキルを身につけられるため、安心して転職を進めることができます。SES会社ごとに研修制度の内容は異なるため、興味があるSES会社の説明会や面接といったところで確認してみることで、自分に合った研修制度なのか見極めましょう。

現場で実務経験が積める

SES会社では、クライアントのプロジェクトに参画することで、早期に実務経験を積むことができます。未経験者にとって、現場経験はスキルアップやキャリア形成に直結するため、様々なプロジェクトに参画できるといった点も特徴です。

正社員雇用が一般的

SES会社は、未経験者を正社員として雇用することが多いため、雇用の安定を求める未経験者にとって魅力的な選択肢です。契約社員やフリーランスと比較して、給与や福利厚生が安定している点が安心材料となります。

エンジニアのキャリアの入口にしている先輩エンジニアが多い

SESは、ITエンジニアとしてのキャリアをスタートさせるための入り口として機能します。特に未経験者にとって、SES会社での経験を基に次のステップを目指しやすいです。以下に例を挙げさせて頂きました。

  • SES会社での経験 → 自社開発企業や受託開発企業への転職
  • 現場経験を積み、フリーランスとして独立

IT業界に関する知識がなくても始めやすい

SES会社では、入社時点で専門的な知識やスキルを求めない場合が多く、IT未経験者でも挑戦しやすい環境が整っています。また、SES会社の中には採用後の教育だけでなく、就職支援やキャリアコンサルティングを行うところもあります。

SES会社の位置づけをどう考えるかがポイント

未経験者がエンジニアデビューをするには、「SESしか方法がない…」と悲観しているとしたら、それはSESという働き方に対してあまり良い印象を持っていないからかもしれません。

しかし未経験を採用し、研修を行い、案件を通して一人前のエンジニアに育ててくれると考えれば、今のあなたにとってはピッタリの環境かもしれません。

まずはSESという働き方をエンジニアになるための入り口として考え、徐々にステップアップしていくことを考えましょう。

SES会社への転職以外のキャリアスタート方法

もちろんITエンジニアとして未経験者がSES会社へ転職する以外のキャリアのスタート方法もあります。ここではその方法をいくつか紹介します。

独学

難易度が高い方法になります。技術書、技術コミュニティ、ミートアップを活用し、独学ができます。学んだスキルを活かして個人プロジェクトやオープンソースへの貢献を通じて、実践的なスキルを磨くことが効果的です。

プログラミングスクールでの学習

プログラミングスキルを学べるプログラミングスクールも、キャリアスタートの選択肢の一つです。短期集中で学べるコースなど多岐に渡るカリキュラムから自分に合った学習方法を選べる点もメリットとしてあります。

オープンソースへの貢献

GitHub などのプラットフォームを通じて、オープンソースに貢献することで、実践的なスキルの向上だけではなく、技術コミュニティとつながることができ、他のエンジニアとの交流を持つことで、最新の知識や業界動向といった情報に触れられ、視野を広げられます。

ITエンジニアキャリアを成功させるためのポイント

ここではITエンジニアとして未経験者が長期的にキャリア形成を考える際のポイントをご紹介

キャリアを明確にする

SESをキャリアの通過点と捉え、次のステップを考えながら行動することが大切です。

自己学習

SESでは、派遣先での業務がメインになるため、自分から学び続ける意欲が求められます。さらにIT技術の進歩は速いため、常に新しい知識やスキルを吸収する姿勢が求められます。

企業選び

研修やキャリアサポートが充実している企業を選ぶことが、成長の鍵となります。

実践的なスキルと経験

プロジェクトマネジメントや上流工程の設計など実践的なスキルを磨きましょう。

コミュニケーションスキル

技術力だけでなく、チームや若手との協働や常駐先のクライアントとのコミュニケーションスキルも重要です。

未経験採用に注力するSES会社「CLINKS」の
キャリアコンサルに話を聞いてみた

1ヶ月間の徹底研修で、エンジニアデビューを後押し

CLINKSには1,000名以上の従業員がいますが、そのうち約80%もの方が未経験からエンジニアになっています

それだけの人数を育ててきたからこそ、未経験者目線での研修制度を実施しています。

未経験者の不安を少しでも解消するべく、弊社では入社後に1ヶ月間の研修を行い、資格取得までサポート。事実、9割以上の方が資格取得に成功しています。

一人前に育てる自信があるからこそ、入社時にエンジニアのスキルは全く不要。「あこがれのIT業界でエンジニア職に挑戦したい」といった気持ちさえあれば十分です。

キャリアコンサル
CLINKS株式会社

実際にSES会社でエンジニアになり、
スキルを伸ばした事例をチェック!

「SES」は未経験者がエンジニアになることのできる道である一方で、未経験者だからこそ最初の会社選びは重要です。

会社を選ぶにあたっては、しっかりした研修制度やチームで仕事をする体制があるかどうかなど、未経験者をサポートする環境かどうかという点に着目してみてください。

以下のページでは、実際にSESという働き方で理想のエンジニアへのキャリアを進んでいった先輩たちの事例をご紹介します。